2014年 11月 02日 ( 1 )

菱田春草展


東京国立近代美術館
「ひしだしゅんそう」展へ


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菱田春草(1874-1911)

日本近代芸術家の最も重要な人物。



春草は、

岡倉覚三(天心)のもと、

線によって精神性を表わそうとした初期、

色をぼかして空気を表現しようとした「朦朧体もうろうたい」の時期を経て、

背景表現を抑制した装飾的な画風にとりくみ、

落葉おちば》(1909年、永青文庫蔵<熊本県立美術館寄託>、重要文化財)、

くろねこ》(1910年、永青文庫蔵<熊本県立美術館寄託>、重要文化財)

といった近代美術史上の名作を生み出しました。


36歳で亡くなった春草の画業はおよそ15年。

その間に彼が行なった様々な絵画上の実験が、

後の「日本画」を変えました。




生誕140年記念に

東京国立近代美術館に100点を超える作品を集めた

大回顧展が開催。


落葉おちば》の連作5点すべてに加え、

くろねこ》及びその関連作、

さらに準備過程で新たに発見された作品や、

数十年ぶりの出品となる作品も数多く紹介します。

かつてない充実したラインナップを実現させる本展は、

春草芸術の魅力を再確認するまたとない機会となることでしょう。


 一方、現在《水鏡みずかがみ》、《王昭君おうしょうくん》、《賢首菩薩けんしゅぼさつ》といった

代表的作品を対象に絵具の科学調査を進めています。

その成果をふまえ、春草の革新的な色彩表現について考察し、

さらに落款等を手掛かりに各作品の制作時期の再検討も試みます。

こうした最新の研究成果から春草の創造性豊かな画業に迫ることも、

本展の大きな特徴の一つです。











パンフレットに載っていた文章がステキ
有名な「黒き猫」の絵の横にありました
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本当に行って良かった。

混んでいる事は承知の上。

最寄り駅改札で
入場券を売っている程の人気。




「頭」で見てしまったのは最初の一枚だけ、
2枚目の絵から
「こころ」に訴えかけてきて
胸がいっぱいになり
涙が溢れてきてしまいました


なんていうんでしょうねぇ〜。

「空気を描くにはどうしたいいのか・・」
「雨を描くにはどうしたらいいのか・・」

そういった彼の強い想いが
どの絵からも伝わり
圧巻でした。




画壇から理解されない品評会の絵に対しては
「来年からはレベルを落として出品する事にしよう」
と言ったという天才ぶりも
ガイド音声で知る事が出来ました
(笑)




歌う声も
精神性を表現したいのです

「輪郭」が必要な時もあれば
「漂う湿度」のような音、
「爽快」な音もある訳です。

春草の明確なイメージを
はっきり表現する高技術に
ただただ感動し
そして
羨ましくて
たまりませんでした




それから、
亡くなる数ヶ月前の絵は
(眼が見えなくなってしまった)
それはそれは弱々しく
その絵の前で
また涙が溢れてしまいました

だって
36歳ですもの・・




本物に触れる事が出来て
感動でした







重要文化財「王昭君」
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by mihokoasano914 | 2014-11-02 19:11 | Comments(0)

日常の“うふふ”な事


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