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浅野美帆子の”うふふ”

ことばをあやつる

ドイツリートのレッスンへ。

すると先生が
「これから、六代目三遊亭圓楽襲名披露興行へ行くよ」
とおっしゃるので
「お供させて下さい!」と池袋演芸場へ。

昼の部から観ていたピアニストのerikoちゃんと合流。
(レッスン中、先生の携帯に何度も
erikoちゃんから報告メールが来ており
「偵察してもらってるの」とニンマリ。
さすが、です(笑))

まぁ、それも道理。
なんせ、昼夜の入れ替えが『無い』ので、
ほとんど昼の人が帰らない。
なのに夜から入る人が
劇場前に並ぶ程だからもう大変。

しかし、今時のホールとは違い、
寄席はお客様を断りません(笑)
なので当然、通路という通路に人・人・人。

どうにか補助席をゲット出来たけど
立ち見の人もいっぱいの
正真正銘満員御礼。


約四時間はあっという間。
ダントツよかったのは
「三遊亭小遊三さん♡」
いやぁ、『芸』を見せて頂きました。


そして、何と言っても「襲名披露口上」

①三遊亭米助
(人様の晩ご飯ばっかり食べていて
高座は久しぶりです,と(笑))

②三遊亭愛楽
(ものまね入りで次から次へと言葉が溢れ出すテンポの良さ。
抱腹絶倒とはまさにこの事、という爆笑ぶりでした)

③三遊亭小遊三
(大笑いする反応の良いお客を、噺家さんは口を揃えて
「今日の客はイイ客だ」というのに
小遊三さんは
「今日の客は馬鹿じゃねぇの」と言ってました。
と、円楽さんに言われていました)

④三遊亭歌春
(「次の円楽を襲名するは私の番なんですよ」
のネタで大爆笑でした)

⑤三遊亭円橘
(唯一、まともな口上を聞かせて頂きました(笑)
『立て板に水』とはまさにこの事!
日本語の力強いリズムって、カッコいい!)


そして円楽さんと、6人での口上。



50人くらいの小さい小屋だけど
やっぱり、
「伝統芸能の歴史的瞬間に立ち会った」気分。
会場全員での三々七拍子には
熱い思いが籠りました。




ことばをあやつる_f0144003_7362628.jpg








昼にはドイツ語のことばの世界を遊び、
夜には日本語の江戸言葉から現代言葉までの中で揺られて、
『ことば遊び』に大満足の一日でした。





<おまけ>
今日一番笑ったネタ。
「あたしね、豚の股関節が大好きなの!」
「えっ!!」
「だから、スーパーとかで安く売ってるでしょ、
豚の股関節」
「?????」
「ほら、これよ〜」
「それ、豚の小間切(コマギレ)じゃない!」

『小間切』=『コカンセツ』!!!!!!!!!

by 愛楽さんのネタ。




理解するのに人それぞれかかる時間が違ったから
笑いの渦があちこちで沸き上がる感じで
最後に全員で大爆笑、という空間も
可笑しくて可笑しくて♡
思わず、お隣の知らない女性と
「やだぁ〜!今、分かった!」なんて
会話しちゃった(笑)
by mihokoasano914 | 2010-04-17 23:53 | Comments(0)

日常の“うふふ”な事

by mihokoasano914